介護サービスを利用している人の日常には、「食事の味つけが口に合わない」「できるかぎり車いすを使わず自分の足で歩きたい」「ヘルパーさんが時間にルーズだ」など、サービスに関するさまざまな不満が生じることがあります。はじめは小さな問題であっても、忙しそうな施設の職員やケアマネジャーに「こんな些細なことをいってもいいものか」とためらううちに、深刻な事態に発展しないともかぎりません。
介護相談員は、まず介護サービスの利用者から苦情や不満等をよく聞いたのち、それが単なる行き違いや誤解に基づくのか、それとも介護の質に関わるものなのか、あるいは虐待・詐取など犯罪にあたるのかなど、事実確認を経て見きわめます。そのうえで、助言をすることもあれば、施設側と協議したり、または行政機関に報告をするなど、適切な対応策をとることになります。ときには、信頼できる話し相手を得ることで、相談者が安心感を取り戻せる場合もあります。 |

在宅介護サービス利用者の自宅で相談を受ける相談員。訪問するうちに顔なじみの関係ができてきた。
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